当店がメインでお取り扱いをするブランド、アラビア。
その中でもアラビアの中でも比較的お手頃な価格で手に取りやすく、流通も多いアイテムなのがケーキプレートです。
一般的にはケーキプレートは20cm〜22cm程度のプレートのことを指すのですが、当店ではそれよりも少し小さめの16cm以上20cm未満としています。
理由としては、昨今の少人数での食事が定着化していてそれによりケーキのサイズも大人数で割るホールサイズ(例 6号:直径18cm 等)よりも小さめのサイズ(例 4号:直径12cm 等)のものが好まれる機会が多くなったことや、ホールケーキよりもカットケーキの方が主流になってきていると感じたため、当店ではそれに倣って小さめに定義しています。
そこで今回は、今現在当店で販売しているケーキプレート6アイテムをピックアップ。
3枚ずつに分けて前後編でご紹介します。
1:tuula(トゥーラ) plate 17.0cm / finnish flint
細かいデザインが多いですが単色使いなので、そこまで派手さを感じません。
アラビアの輸出用ブランドとして発売されていたフィニッシュフリント。
あまりシリーズとしては多くありませんが、そのどれもがレトロな雰囲気を持ち、優しいブラウンカラーを用いていることから、おそらくパッケージとして統一感を持たせて大々的に販売したかったのかも。
しかしこれ以降のフィニッシュフリントとしてのアイテムは見つからないため、当時は思ったよりも販売数が伸び悩み、輸出用アイテムとしては打ち切りになったのかもしれません。
シンプルなのに手に取りやすいデザインで、こんなにシーンを選ばず優秀なのに。
2:suhina(スヒナ) plate 17.0cm / arabia
名前からしてかわいいのは反則。
1971年から75年まで製造されたこちらのケーキプレートは、ややポテっとした厚さがとても魅力的なものです。
このシリーズはこちらのブラックと、ややスイートな雰囲気のブラウンがあるようですが、よりレトロな雰囲気を出したいならブラウン、オトナかわいい感じがお好みなら断然ブラックがおすすめ。
多くの方に分かるように言い換えるなら、ティーマで言うところのブラックとヴィンテージブラウンくらいの違いで、どちらもかわいいのには変わりありません。
3:neito(ネイト) plate 16.0cm / arabia
現在の当店取り扱いケーキプレートの中で一番小ぶりなアイテム
当店の定義するケーキプレートとして一番直径が小さいものがこのネイト。
その大きさはなんと16cm。
当時の製造技術により数mm程度の誤差はありますが、16cmというのは身近なもので言うと
・1万円札の横幅
・3〜4歳児の足のサイズ(※個人差あります)
・500ml缶の高さ(※正確には16cmを数mm超えていますが、ほぼ16cm)
こんな感じです。
ちなみに身長160cmの私が手のひらを広げた時の親指から小指までの長さが約19cmなので、それよりも一回り小さくなっています。
そこにフチ部分があるので、実際にフィンランドでプレートとして使用されていた部分(「見込み」という名前だそう!)を考えると、かなり小さいことがわかります。
小さいものは往々にして上品な雰囲気があるものが多いのですが、こちらのアイテムはフチ部分のフォルムデザインも相まってワンランク上の上品さを醸しだしています。
曲線やフチの立ち上がりはどのフォルムでも見られるものですが、フチの平たい部分にデコレーションされた凹凸のあるフォルムはあまり無く、とても新鮮にも思えますね。
国内ではあまり流通しているものではなく少し珍しいものではありますが、手に取る価値は大いにあるアイテムです。
前編となる今回は、3枚をご紹介しました。
いかがでしたか?
次回の投稿もお楽しみに。
今回ご紹介したアイテムはこちら
tuula(トゥーラ) plate 17.0cm / finnish flint
suhina(スヒナ) plate 17.0cm / arabia
neito(ネイト) plate 16.0cm / arabia